ピーちゃんたちはふだんは筋交いより上の高さにいます。
こんなとこ。
7月5日に巣立って以来、2週間ぶりに子ツバメが作業場にかえってきました。
よかったー
無事だったんだね~!!
自分の育った巣を確認したり、あちこち飛び回ったりとまってみたり。
でももう、巣に入ることはありません。
真上にとまって作業の様子を観察したり、半日くらいゆっくりしていきました。
ふっくらしていたのが、だいぶ精悍なたたずまい。
2週間でいろんな経験を積んだのかね?
立派になったけど、まだ尾っぽはエビフライ。
カラーの模様は父さん似。
あとひと月でとおい海の向こうまで飛んで行ってしまうけど、産まれたのはこの
ちいさい木工所。
思い出していつでもかえっておいで。
わずか2週間。あっという間にほわほわの産毛は生え変わり翼も生えて
大人みたいになりました。
でも、体色は大人の黒ではなく、うすいグレー。尾っぽも燕尾服ではなく、
エビフライ。
2週間を越すと親は羽ばたきの練習を促すようになり、それに応えてばぶも
一生懸命羽ばたいてみせます。
あと、ぼくが夜間作業をはじめると、目が覚めてしまったばぶも夜中に
羽ばたきの練習を熱心にやったり。
そして、とうとう7月5日朝5時、巣立ちを迎えました。
慎重派の弟分のもう一羽もおくれること1時間、ぶじに外の世界へ。
去年つくったツバメ用の玄関から外を見つめるばぶツバメ。
昨日までいた狭い作業場から一気にどこまでも飛んでいける、ってすごいな。
でもカラスやカケスにタカに狙われる、この数日がいちばん危険なとき。
なんとか乗り切ってほしい。
納品から帰ってくると、産まれてた~!
温めだして3週間ほど、やっぱり暖かい地域よりは時間掛かるのかな。
かあさんツバメはがんばりました。
まだ目も開いてないその姿、爬虫類とか恐竜に近いんだなと実感する。。
ここからの成長スピードはすさまじい。
といっても、生き物それぞれのライフサイクルでかんがえれば、人間のこどもの成長もあっという間だし
ツバメの一生が短くてかわいそう、に思うのは本当はちがうのかもしれない。
長くて数年、1年かそれ以下かもしれないツバメの生涯は本当はすごく詰まってる。
ただ、4コあったタマゴ。
2羽が孵り、1週間後に孵らなかった2コが落とされた。
20グラムに満たない親鳥の身体から産み落とされる玉子はほんとうに小さい。
2羽のツバメ兄弟には孵らなかった子の分までたくさん食べて元気に巣立っていってほしい。
ひさしぶりに八ヶ岳のほうに何段か上がってきました。
もう畑にはマルチが敷いてあるので4月の御柱 山出しのときのような
砂嵐はなく、空気はおいしい。
代搔きあと、田植え前の田んぼが鏡のようでいちばん好きです。
カッコウも鳴いているし、ハルゼミも鳴いている。
北海道でもセミといえばハルゼミだったけど、長野にいるのもエゾハルゼミ。
ハルゼミはヒグラシのように物哀しくなく少し陽気で、明るい時間帯に鳴くので
好きです。
ほんとにいい時季。
そして。。。。
ことしは4コ。
ウチのぴーがタマゴを温め中。
追記:
モハメド・アリが亡くなった。
私、昔っから名前せいか異国の顔立ちのせいか、よくモハメドアリ
と呼ばれて勝手に親近感を覚えていた。物心つく前に引退していたけど
その後の彼の、名声とか権力に媚びない信念を貫く不屈の生き方に強く
惹かれていた。74歳は若すぎるけど、他の人の何倍も闘った人生とおもいます。
ありがとうございました。