お蔵の外壁には漆喰のはく離した箇所がある。
残っているところも一部ブカブカに浮いているところも。
元々ヒビがあったり剥離したところに、ハトが突っついて巣にしたりしたとか。
雨水も入り込み、放っておくとどんどん進みそうなので大家さんに相談。
塗り直しはそれなりにコストが掛かるのでお願いしづらく、応急的に塞ぐ方向で。
でも、よく見かけるような「クサイ物フタをする」的なリフォームでは立派なお蔵に
あまりに申し訳なく、ピカピカのサイディングとかは避けたい。
板金屋さんに昔ながらのトタンをリクエストするも、今はガルバリウムに駆逐されて
素地のトタンは無いとのこと。
致し方なく、けっきょくは色の近いところのガルバリウム鋼板に。。。
漆喰を塗るとかわらと土を混ぜて発酵させて土壁をつくる、というようなことは
できる業者さんも少ないし、コストも掛かる。
ほんとうは修復したい、という人もけっこういるんじゃないかとおもうけど
じつは「かんたんべんり」になってるんだか、じっさいはなんでも標準化されちゃって
選択肢が少なくなるってことは、べんりなんじゃなくて窮屈なくらしになってるんじゃないかと。。