日々作業いろいろ

お箸を制作中。

結婚式の引き出物です。縁起ものです。

今回使っているのはカバ科のアサダ材。

心材の濃い紅色と辺材の淡い部分が紅白のようでさらにめでたき日を演出

しとります。

材料が素敵すぎてよけいなテクスチャは要らない。。

 

 

箸袋はいろいろアレンジして折ってみました。

せっかくなのでPRもかねてお箸うんちくミニ冊子も封入。

どれもこれも未熟でいちいち勉強です。。。ひとつひとつべんきょうです。

 

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

昨年の出来事、出会った方々...感謝することばかりです。

あたらしい一年、まだ見ぬ新しいことや出会いをたのしみに。

よろしくどうぞお願いいたします!

 

とかなんとか、カッコつけてみても一日いちにちを大切に生きているとは

とても言えない生活ですが。。。

どうかこの一年平穏無事な年でありますように。

 

 

新年の事はじめとして年末から作りかけていた看板を建てました。もちろん無垢看板です。

クリの板。板は仕上げず、無塗装です。

はやく風と雨と雪、日焼けでくすんだ枯れ節になれ。

高山に材木買いにいく。

 

 

ついでに、友人宅2件の家庭訪問も。

 

ついでに、というより半ば主目的の「はし膳」でのランチも。

 

 

飛騨高山は木工を初めてかじった2年間を過ごした街。

観光地なのにとても落ち着いていてこじんまりした本当にすてきな街。

ふるくからある木のものもいっぱい。そして、いまも木の文化が息づいて残っている。

 

岐阜県は本当にすてきなこんな古くてこじんまりした街がほかにもたくさんあって

大好きだ。これはほんと住んでみて初めてわかったこと。

おもえば、高校の修学旅行で高山にも朝市にも来てたんだけど、そのときは地味な

印象しかなかった。

(ムリもないよ~学年千人弱のマンモス男子校のヤロウどもがその年代でここにきてもさぁ。。)

 

自然もいっぱい、山も近い!

北アルプスは上高地から上がるよりも裏銀座、奥飛騨から笠ヶ岳、双六、三俣蓮華・鷲羽...がすき。

 

本題。

材料はクリ、ナラ、ホオなど拾い買い。ちいさいクルマでぜんぜん積めないし

交通費を考えると、送ってもらってもそれほど変わらないけど、じぶんで選んだほうが勉強にもなるし

ヘンなものを掴んでも自分のせいで納得がいく。

たぶん、つかうときに削ってみて、なんじゃこら~!?って板も選んでそうだが。。

国産材は2m前後に玉切りされていて、ロシア産とかの4m材とくらべるととっても

歩留まりがわるい。。その分安いけども、タイトに木取っていかないと高くつくし、

その木取りの余分な時間をかんがえたら、やっぱり効率的ではない。

 

なんとかおもちゃにもうまく使って余さず使ってやる。

 

 

 

そしてかくれた目的。。

「はし膳」

高山に住んでいるときから月に1度のぜいたくで通っていた天ぷら屋さん。

といっても、無給ですごした2年間だったので、ランチしか行けない...

帰りには高級天かすをもらって。

 

大将も頑固一徹っぽいのに意外によくしゃべる人。

独立の報告も兼ねて。

 

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これで8百いくら♪

ホウホウの態でボードを貼り終わり、このままでいくか思案する。

作業場1Fは窓が少ないうえ、庇も張り出しているのでとても暗い。

防音のために対策をやっているわけで、壁を抜いて窓を増やすわけには

いかぬ。。

 

ということで、気休めかもしれないけど内壁を白く塗ることに決定。

極力やさしい白にしたくてアイボリーみたいなのを塗ってみた。

 

結果だいぶ明るくなった~♪

でもまぁ、真新しすぎるこのマブシイ白は早くくすんでほしいと願う。

 

ペラペラの外壁では音がダダ漏れなので、すこしでも防ぎたい。

木工はオガ粉が舞うし、機械はやかましいしで、なかなか近所迷惑な

業種です。。。

 

やたら分厚くて重たい、グラスウール(ロックウール)とプラスターボードで

防音することにしました。今回使うのは厚さ100㎜で40㎏/立米というのに

しました。グラスウールなんてチクチクする綿菓子のイメージでいたらこいつは

相当な密度と重さ...

ぎゅうぎゅうにパックされている梱包をとくと、こやつはムクムクと膨らみ本性を現します。

一度あけたら、元の袋に戻すことは不可能な怪物となります。

 

産廃とかいろんなものの副産物でできているみたいだから、まぁリユースといえば

言えるけども、これを廃棄するときはまた処理に困る廃材になってしまう。。。

そう考えると、石膏ボードやグラスウールっていまの建築には欠かせないものだけど

どうなんだろう。。と思いながらも使ってる(-_-)

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「ロックウール、ロックウール・・・・・・」

まぁ、ほんとにうるさいこと!

こんなに商品名を印字しなくてもよいではないか...

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頼れる元大工 兄弟子の応援を得て、寒天倉庫を木工所にする第1期造作工事を開始。

 

 

まずは土間コンクリートに合板を敷き詰める作業。

理由は寒冷地であること、製品や刃物工具類の保護、防音...

もろもろ考えると、たたきでは不都合が多いということ。

これを終わらせないと、重たい木工機械を入れた後ではできない作業。

コンクリートビスの効きがわるく、ブカブカな床になったけれど、クッションが効いて

逆に足が疲れないかも(^^

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並行して防音のグラスウールとボードで壁を立てるための下地をくんでいく。

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今回はここまで。

来月下旬の引っ越しまで何度か行ったり来たり。

茅野市宮川坂室、長野県。

ここにきめた。

元々は寒天屋さんの倉庫だった物件。

 

 

いろいろ思い悩んで、修行が明けてからけっきょく2年もかかった。

オヤオヤといううちに、いや。ぼやぼやしているうちに時間ばっかりすぎて

いき。。。

資金作りに期間工でアルミを削ったり、木工とはだいぶ離れていたけど

これも意味があったとおもいたい。

最終的にとてもいい物件と、なによりとても親身になって応援してくれる大家さんに

めぐり会えて。

やっと、スタートのスタートに立てた感じ。

新年と同時にスタートが切れてとてもうれしい。大変にはきまってるだろうけど

たのしんでやってこう。

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