チセの作業場と離れのお蔵はむかしの寒天蔵です。
母屋は大きいお屋敷でお座敷が何部屋もあり、その真上の屋根裏というか
2階は大空間のお蔵になっています。ここも寒天蔵だったそうで一尺角くらいの大黒柱が
突き抜けて、大屋根の梁を1本で支えています。蚕部屋ともちがうこの空間は目方は無い
けどかさばる寒天をひたすら高く積み上げるには都合がよかったみたいです。
このままにしているのはもったいないような、ヘタにいじるくらいならこのままにしておきたい
ような。そんな歴史をかんじる空間です。
こちらは同じ集落のまだ立派に稼働している寒天屋さん(天屋とよぶそうな)の作業小屋のうらにあった束ねられた木。
前に見たときから、何に使うのかとても気になっています。薪ではないようにみえ、流木のようなカドのとれた形状、
陽と雨と風に晒されて枯れたこの色合い、なんともまぁ。。
チセの看板もこうしたくて無塗装のクリ材でつくりました。
あとは時間が料理してくれるはず。
枯れ節になって食べる日がたのしみ。。