実家での正月、食事の1コマ。
そんなにおいしそうにみえないですな。
画像もわるいし、ハレの食事にはやはりみえない。
でも、実家からとおくに離れて暮らして20年ほど。
正月くらいは母のこの料理をたべたくなる。殆どの人が分かってくれる
はず。
おせちの折に入っているような、おヒゲの立派な海老もなにもいらない。
正月は質素にひっそりと作りためたものを味わう。
母の作る筑前煮(地元でいうところの”がめ煮”)、これと丸餅の入った雑煮に、
丸餅の入ったぜんざい。これ以上の贅沢はございません。
そしてオマケこちら↓↓↓

尾道で買った南蛮漬け。地元の人向けに安く惣菜として売られていたもの。
入っているのは魚をさばいたあとのシッポや小エビ、小さい鯛の仲間など、いわゆる
雑魚とよばれる小魚たち。
小さいながらも卵を抱えた小魚やなにかのシッポを小骨といっしょに噛みしめる...
こんなに複雑だけど調和してるおいしい南蛮漬けは食べたことない!
地元の中で消費されるような、ふだんの晩御飯。やっぱりどんなご馳走より
贅沢な食事ってこういうものなんじゃないかと。